最近、ジェンダー 関連の本を読み始めてます。
数冊読んで思ったのが、
ジェンダー 関連の本て面白いの
多いなということ。
既存の価値観を疑い、
はまらない人たちの話であり、
わかりやすく説明することに
慣れてる方々だからなのか、
ありきたりなことがなく、
いろんな気づきだらけです。
3冊紹介します。
☆1冊目☆
タイトル:「ズボンの政治史」
著者:クリスティーヌ・バール
訳者:吉川 佳英子,村田 京子,新實 五穂,西尾 治子,丹羽 晶子,渡辺 采香
出版社:法政大学出版局
内容:フランスの、ズボンの誕生と普及するまでの
困難な歴史を、フランス革命前の時代から、
シャネルなど登場する近代・現代まで
取り上げています。
女性が自由にズボンが履けず、
許可制だった話など、
初めて知った話ばかりです。
印象に残ったところ:
1)フランスは、自由と平等の国を掲げてるのに、
全然そうでなく、女性を支配し締め付けた
(コルセットも)
超保守的な国だったんだということ。
フランス語が、女性詞と男性詞と
あるのはそれもあるのかと。
2)ズボンが女性の衣服に導入されたのは
ダンスによってだったこと。
他、職種によっては既に着用されており、
スポーツによって普及が進んだこと。
実用性は外せないんだと。
3)多くの風刺漫画家による、
ズボンを履く女性への
嘲笑も含んだミソジニー的な描写。
フランスで絵を描くからといって進歩的
というわけでなく、
日本のネトウヨみたいな人たち多かったんだなと。
☆2冊目☆
タイトル:「ラディカル・マスキュリズム」
著者:周司あきら
出版社:大月書店
内容:トランスジェンダーの著者が、
マスキュリズム(男性主義)について分析し、
何が問題かを掬い上げ
未来に向けどうしたらいいかというのを
考察した本です。
印象に残ったところ:
1)男性性と男らしさ、女性性と女らしさ、
を分けて考えること。
男のミサンドリーとミソジニーの
克服についての記述。
メンズリブ(初めて知った)活動について。
2)「自民党は男性運動である」というところ。
なるほど!と腑に落ちました。下記引用です。
「自民党主導のジェンダー・バックラッシュに
『反フェミニズム』があるのは事実だが、
本当のところは守りたい男性像や
男性的なシステムの維持に
命をかけており、徹頭徹尾
『男』のほうを向いているともいえる」
☆3冊目☆
タイトル:「女の本屋の物語」
著者:中西 豊子
出版社:ドメス出版
内容:日本で初めて京都にできた、
女性問題を扱った本の専門店の
店主の書店立ち上げ〜活動の記録です。
まだフェミニズムという言葉も
浸透してなかった頃からの話です。
印象に残ったところ:全編です。日本フェミニズム史を
切り開いてきた著者はじめ
周りの方々の情熱に胸打たれる記録です。
現存するフェミニズムに関する
膨大なミニコミ、チラシを
編纂したり、まだDVという言葉も
出てきてない頃に、
その被害者の女性が訪ねてきて、
書店2階の編集室に
泊めてあげたり、功労は計り知れないと思います。
そして、このオリジナル版の表紙のイラスト、
女性達が皆ズボンです。
おそらくあえてそうしたと思って、
1冊目にあげたズボンの政治史と併せて
しみじみします。





