感想です。
まずめちゃ絵上手い!!!!
知ってるよ、て方ばかりだと思いますが、
第二次世界大戦で、南方に徴兵された水木先生が、
その時描いたスケッチ・水彩画ですが
もうデッサン力と表現力がハンパないです。
右の人の頭の角度。
船の角度と飛行機の動き。
水面の筆使いのきれいさと叙情ある風景。
ヤシの木と飛行機が重なったアングル
兵隊の表情!
文章も、水木先生のマイペースさと軍隊の過酷さ、
その中で兵隊それぞれの描写、現地の人との交流と
興味深くスラスラ読めました。
寝てる間にネズミがたかって目やになど食べるとか、
蚊の大軍が襲ってきて顔を拭うと吸われた血が
べっとりついたとか、壮絶な体験の中、現地の人との生活が
気に入り、そのまま居ようとしたとことか、
極限の状態でも居心地の良いところを求める
心身の強さを持ってる水木先生の描写がすごいと
感心しきりでした。