あやざっき

イラストレーター フジモト アヤの身辺雑記ブログ。

映画「はちどり」観てきました。

先日韓国映画「はちどり」(韓国題名:벌새)

を観てきました。

 

いや〜よかったっす!!

中学2年の主人公の

日常感じる・起きることを丁寧に描いてて

同じ年頃の女子中学・高校生、

1994年が舞台の年なので

私のようにその頃を思い出す方々

にも観てもらいたいです。

 

はじめカメラが 巨大団地を映し、

主人公のウニの後ろ姿を追い

ウニが自分の家と間違えてチャイム鳴らし、

開かないので「オンマ開けて、イタズラしないで!!

」と叫び、間違えたと気付いて正しい自分の

家に向かう、てイントロから、もう

間違いないな、でした。

 

ウニ。この子が見つかって、

キム・ボラ監督はよっしゃあ!!思ったんじゃないかな。

めっちゃいいです。

(監督映画の舞台の年には中1だったとのこと若い!)

この子の眼差し、サラサラのおかっぱ髪

肝やと思いました。ロングでもない、結んでる訳でもない。

ウニの髪が語るように感じるシーンいくつかあって

見事!でした。

1994年で黄色のベネトンのリュックからってる

(彼氏と会う以外は大体これしょってる)

ってのもわかる!でした。私も10代後半ベネトン

好きだったので。

 

そして、ウニが憧れる漢文塾の先生!

寺島しのぶに似てる)

張りつめた空気で言うことが、

予想と違うのばかりなの素晴らしかった。

脚本併せていいっすわ!!

ウニとケンカした友達が久々塾来て

気まずい空気になった時に

先生が歌歌うね、と歌い始めたのが

工場労働者が職場の事故で指を

切り落としてしまった時の歌。

そんな歌を歌いはじめるとは全く思わないんで。

 

その後も、ウニが耳の後ろにシコリが出来て

意外にひどくて手術し、入院して

先生がお見舞い来た時に

殴られたら立ち向かえ、てことを言って

その前にウニが兄によく殴られる、

暴力が止むまで待ってる、て言ったこと

あって、シコリもそれが原因なのかってのが

わかるという。

 

他にもキラーフレーズあるんですが

是非映画観てチェケって下さい。
(このフレーズは当時もうあったかな)

 

他に思ったのが

自分、さっきもつべ見てて映画のCMで

俳優が叫んでて、その何かと叫び出すシーンが

嫌いなんですが、この映画でもある、

叫ぶシーンが嫌でなく胸にクるのは、

ちゃんと理解できる感情に裏付けられてるから

だと思いました。

ウニが両親に性悪となじられるシーンで

「私は性格悪くなんかない!!」て

叫ぶとことか。

 

1994年のカルチャーでは、

ウニが彼氏にオリジナルカセット作ったり、

友達と行ったクラブでユーロぽい曲かかってたり

でも当時のよりしゃれとるかな。

ウニの私服も着こなしは今っぽいです。

ウニのお姉さんの私服が80〜90’s思い出して

なついです。

 

しかし友達も兄の暴力に悩んでる設定で、

結構多いのかな思いました。

 

映画でも、ウニの兄が両親からかけられてた

ソウル大へ行けというプレッシャー、

(東大クラスの大学に、元々の能力が

あるだろうに)あと軍役があるってのも

あるのかな考えたり。

 

最後のシーンで、色んな女生徒がでてくるところが

、監督のエールを感じました。

 

あと、字幕をSHINeeの通訳もしてくれてた

根本さんが担当してて、

このセリフはこう訳すとスッキリするんだな

と勉強になりました。

まず韓国語ほぼ聴き取れるよう頑張ろう☆

 

 

 

はちどりの情報知って、上映されるのは

いつも韓国映画やってくれる

KBCシネマだろうと思ったんですが

今回ユナイテッドキャナルとパラサイト効果か?

でかくなってたので、

ヒットして監督の次の作品が近いうちに

観れるの願います。

 

そして前買ってたはちどりの特集もあった

ユリイカ見なおします♪

 

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ユリイカ2020年5月号「韓国映画の最前線」